旅行会社の価値って何?

旅行会社の価値って何?

先日、とある中国の旅行社と打ち合わせをしていた時のこと。

先方から驚きの発言がありました。

「世界的に旅行社としての価値がどんどん下がっていっている」

えっ!?どういうことっ??

先方いわく、「もう中国ではお客さんが旅行会社を使わない」というのです。

実際に、どんどん旅行社が潰れているそう・・・。

「中堅クラスの旅行社が利益を出すのは無理」

こんな弱気な発言も飛び出しました。

事実、旅行会社の粗利は数%とメチャクチャ低いのですが、中国では近年の海外旅行ブームでライバル旅行会社が劇的に増えたうえに、価格競争がハンパないそうです。

特に私が驚いたのが、「中国国内の旅費よりも海外旅行の方が安い」ということ。

日本行きの飛行機だって、日によっては往復2万円以下なんだそうです。

だからみんな、旅行会社なんて使わずに、インターネットで直接航空会社へアクセスしてチケットを買ってしまう。

自分で飛行機のチケットを手配して、ホテルももちろん自分で予約。

世界的な流れと同じく、中国でも自在客途家といった民泊サイトが急激にシェアを伸ばしており、ますます旅行会社を使う必要がなくなっています。

このような背景から、中国人の多くは旅行社で一式手配するよりも、自分で手配するほうが安くて快適な旅になると思っているそう。

う〜ん、なんとなくその気持分かる。

実際に私が海外出張する際も、旅行会社は使わずにエアとホテルをそれぞれ直接手配していますからね。

Booking.comなどのホテル予約サイトよりも直接ホテルのサイトから予約する方が安いのも知っていますし(笑)。

やっぱりどんな商売でも、ただ単に「商品を手配する」というだけでは生き残っていくのは難しいですね。

これからも中国の旅行会社の動向は詳しくチェックしていこうと思います。

増山 順一